7.アレルギーについて

 西洋医学ではアレルギー疾患について、花粉やハウスダスト、牛乳やサバなどのアレルゲンが体内に入ってくると、それをやっつけるためにリンパ球のB細胞が抗体というタンパク質を作り、抗原抗体反応が起こる。その抗原抗体複合物が体内のマスト細胞を刺激してヒスタミンを遊離させ、その結果、気管支の攣縮や血管の透過性が増して、喘息や蕁麻疹、アトピーなどが起こると、難しい理論で説明している。

 このためアレルギーの治療には、抗ヒスタミン剤ステロイドホルモン剤を用い、アレルギーの反応そのものを止めるような治療がなされる。

 しかし、それでは一時的に症状は抑えられても再発を繰り返すことが多い。

 漢方では喘息や湿疹、蕁麻疹などのアレルギー症状は「水毒」と捉えられてきた。

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 上図に代表されるようなアレルギー疾患の症状は、すべて体内の余分な水分を排泄し、身体を温めて免疫力を上げ、体内に侵入してくるアレルゲンと戦おうとする反応であると考えられる。

 こうした症状によく使われる漢方である小青龍湯(しょうせいりゅうとう)は、下記5つの利水剤と、桂枝(ニッキ)、生姜という身体を温める生薬と甘草からできている。

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 こうした処方を鑑みれば、現代日本人に増加しているアレルギー疾患は、水毒であり水分の摂りすぎた低体温が根本的な原因としてあるのがわかる。

 次に、蕁麻疹で著者のクリニックを訪れた女性患者の例をあげる。この方も典型的な水分の摂りすぎ症候群であった。

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今日はもう寝る。おやすみころりんちょ。